韓国の「幸福度指数」が経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国・地域のうち35位にとどまっていることが分かった、とCNNが20日(現地時間)報じた。
CNNによると、パリ・ニューヨーク・クアラルンプールに事務所を置く国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は、国連が定めた国際幸福デーに当たる20日、「世界幸福度報告書(WHR)」を発行した。今年の報告書で、韓国人が自ら付けた主観的な幸福度点数の平均は10点満点で5.951点で、調査対象137カ国・地域のうち57位だった。
今年の報告書基準でOECD加盟38カ国・地域のうち、韓国よりも幸福度の点数が低かったのはギリシャ(5.931点、58位)、コロンビア(5.630点、72位)、トルコ(4.614点、106位)など3カ所だけだった。
幸福度1位は6年連続でフィンランド(7.804点)だった。以下、デンマーク(7.586点)、アイスランド(7.530点)、イスラエル(7.473点)、オランダ(7.403点)、スウェーデン(7.395点)、ノルウェー(7.315点)、スイス(7.240点)、ルクセンブルク(7.228点)、ニュージーランド(7.123点)が2-10位を占めた。
サウジアラビア(6.463点、30位)、バーレーン(6.173点、42位)、カザフスタン(6.144点、44位)、日本(6.129点、47位)、ウズベキスタン(6.014点、54位)、マレーシア(6.012点、55位)も、順位が韓国よりも上だった。
調査対象137カ国・地域のうち、幸福度点数が最も低かったのはアフガニスタン(1.859点)だった。下位はほとんど開発途上国だった。前年から戦争中のロシアは5.661点で70位、ウクライナは5.071点で92位だった。2021年と2022年に実施されたアンケート調査のデータを比較してみると、侵略国であるロシアの国民の幸福度はこの期間に高まり、侵略されたウクライナ国民の幸福度は低くなった。