中国で家族4人が肝臓がんを患い次々と死亡、原因は割り箸?
2024.09.09 11:26

 割り箸を交換せずに長期間使用していると健康に影響を与える恐れがある、と専門家が警告した。

 25日(現地時間)、香港のメディアHK01が報じたところによると、台湾の病院の臨床毒性学科の看護師長は最近、ある医学プログラムに出演し、割り箸をたびたび洗浄したり周期的に交換することがとても重要だと強調した。そして、2013年に中国で4人家族が相次いで肝臓がんを患い死亡したケースを紹介した。

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写真=UTOIMAGE

 当時、亡くなった家族の住居を調査した結果、キッチンで使用していた割り箸など複数の調理道具が主な原因だということが分かった。1級発がん物質のアフラトキシンの増殖が確認されたのだ。アフラトキシンは主にコメ、トウモロコシ、ピーナッツなど穀物を汚染させ、現在までに知られているカビ毒のうち発がん性が最も高いと言われている。

 大量のアフラトキシンを短期間に摂取すると、急性中毒を発症し出血、嘔吐、下痢や臓器損傷などを誘発する。主に影響を受ける臓器は肝臓だ。インドでは以前、アフラトキシンに汚染されたトウモロコシを食べて急性中毒の症状を見せたおよそ100人が死亡するケースがあった。2010年にも、中国の一家9人がこの毒素の影響で中毒となり、亡くなった。当時、家族は1年間冷凍保存していたトウモロコシ粉を摂取し、悲劇的な結末を迎えた。

 前出の看護師長は、紹介したケースに登場する家族が、カビが生えた割り箸を使用し続けていた点を指摘した。食べ物を通じて発がん性物質を摂取し続け、肝臓がんまで発症するに至ったというわけだ。看護師長は「割り箸に隙間ができたり割れたりすると、カビなど菌が繁殖する可能性が非常に高くなるため、必ず交換しなければならない」と語った。

 正しい洗浄方法や材質ごとの管理方法もアドバイスした。竹製の割り箸の場合、上面に模様があるため、丸ごとこすらず、必ず模様に沿って念入りに洗わなければならない。また、メラミンやプラスチックの箸は熱に弱く変形しやすいため、熱い汁物などにつけない方がよい。一方、ステンレスは熱に強く壊れにくい。

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チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版