【健康に関する小さな常識】歯磨き粉に水をつける?
2025.06.17 10:24

 歯ブラシにしぼり出した歯磨き粉に水を少しつけると、よく泡立つ。歯もしっかり磨ける感じがするが、本当にそうだろうか。

 実は、歯磨き粉には水をつけない方がよい。歯磨き粉の重要な効果である「歯の洗浄力」が落ちる。歯磨き粉で最も重要な成分は研磨剤だが、研磨剤に水がつくと希釈され、濃度が低下し、効果が落ちる恐れがある。研磨剤は歯石などを除去し、歯の洗浄効果を生み出す。

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 研磨剤はまた、歯の表面のエナメル質を少し摩耗し、歯の光沢を維持する役割も果たす。水がどれくらいつくと効果が落ちるのかについてははっきりと明らかになっていないが、歯ブラシについた水が唾液と混ざって研磨剤が希釈される可能性がある、と専門家たちは話している。

 ただし、歯磨きで最も重要なのはブラッシングだ。歯ブラシを45度傾けて歯の隙間を隅々まできれいに磨くのことが大切だ。ブラッシングをした後にはぬるま湯でゆすぐのがよい。冷水でゆすぐよりも、プラークや口臭が最大で37%減るという研究結果が出ている。

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ヘルス朝鮮/朝鮮日報日本語版