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45分ごとにスクワット10回すれば血糖値がぐっと下がる…30分歩くより効果2倍

  •  45分ごとにスクワットを10回ずつやると、血糖値が大幅に改善されることが分かった。ウオーキングも健康に役立つが、血糖値の管理にはスクワットの方が効果的だという。

     インターネットメディア「マニュアル」が3月9日に報じたところによると、中国・浙江大学の研究チームは、45分ごとにスクワットを10回実施するだけでも、糖尿病や代謝性合併症のリスクを低下させることができるという研究結果を発表したという。この研究結果は、「Scandinavian Journal of Medicine&Science in Sports」に掲載された。

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  • 写真=UTOIMAGE
    ▲ 写真=UTOIMAGE

     研究チームは、参加者たちを四つのグループに分け、運動方式による血糖値コントロール効果を比較分析した。実験グループは▲30分間1回歩く▲8.5時間連続で着席▲45分ごとに3分歩く▲45分ごとにスクワット10回に分けられた。

     研究結果によると、45分ごとに3分歩くのとスクワット10回のグループは、着席したグループに比べ、血糖値が21%低かった。この二つのグループは、30分間歩くグループと比べてもほとんど2倍近い血糖値改善効果が見られた。これは、短い時間でも規則的な運動が血糖値のコントロールによりいっそう効果的であることを示している、と研究チームは説明した。

     スクワット運動の効果は、ラクテート(乳酸)の生成と関連がある、と研究チームは説明した。ラクテートは、細胞の代謝過程において生成される化学物質で、無酸素糖分解過程における副産物だ。これは、身体の酸素が足りないとき、エネルギーを生成する過程で発生する。ラクテートは血糖を改善するのに大きな役割を担うが、筋肉細胞の表面でグルコース輸送体「GLUT4」を増加させ、血流のブドウ糖を筋肉細胞へと移動させる役割を果たすからだ。こうしたブドウ糖浄化効果は、短い運動後にも最大48時間持続する可能性がある。

     研究チームは、筋肉の活性化の程度が大きいほど、血糖値低下効果もアップするということを発見した。スクワット運動は、大腿四頭筋や殿筋の強い筋肉の活性化を誘導する。こうした筋肉活性化は、歩くよりも血糖値浄化効果が見られた。今回の研究は、長時間座っていたり長い間歩くよりも、短くてひんぱんな筋力運動が、血糖値の調節によりいっそう効果的だという事実を立証した、と研究チームは主張している。

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イ・ヘジン記者
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