韓国のテレビ受信料は先進国の10%レベル…日本は?

  •  韓国のテレビ受信料水準が海外の主要国に比べ10%にも満たないほど低いという研究結果が出た。受信料による収益が少ないため、放送局の商業的財源依存度が相対的に高い。

     メディア未来研究所は9月15日、「テレビ受信料に関する研究:デジタル時代にふさわしい悩み」をテーマにしたMリポートを発行したと発表。

     メディア未来研究所によると、韓国国内のテレビ受信料は海外の主要国の平均受信料の10%にも満たないレベルだという。現在、1世帯当たりのテレビ受信料は年間3万ウォン(約2700円)水準で、韓国の家族構成員数の平均が2.4人であることを考えると、韓国国民1人当たり一日平均国営放送の受信料は34ウォン(約3円)だ。英国、フランス、ドイツ、スイス、北欧5カ国、日本などで徴収しているテレビ受信料は韓国に比べ5倍から10倍に達する。
  •  1人当たりの国内総生産(GDP)に対するテレビ受信料の割合も差が大きい。韓国のテレビ受信料水準はGDP比0.08%だが、代表的な福祉国家デンマークは0.64%だ。およそ8倍の差がある。

     Mリポートで比較した主要国(日本、英国、ドイツ、フランス、スイス、スウェーデン、アイスランド、フィンランド、ノルウェー、デンマークなど10カ国)の平均受信料は26万5000ウォン(約2万3900円)だ。1人当たりGDP比受信料割合が0.41%であることを考えると、韓国の受信料水準は非常に低いというわけだ。
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