文化財庁の職員たちが15日、ソウル市鍾路区の国立古宮博物館で、国外所在文化財財団を通じて日本から還収した高麗写経「妙法蓮華経第6巻」メディア公開イベントの準備をしている。
写経とは、仏教において経典を書写すること、または書写された経典を指す。本来仏教の教理を伝えるために製作されたが、次第に発願を通じて功徳を積む手段とされ、広く製作されてきた。「妙法蓮華経第6巻」は紺色の紙に経典の内容を金泥・銀泥で書き写し、折り本にする高麗写経で、大きさは、折ったときに縦27.6センチ×横9.5センチ、広げると横1070センチ、厚さ1.65センチだ。