一日10時間以内に食事をすれば体重が減り活力が増す

  •  午前9時から午後7時でもいいし、午前8時から午後6時でもいい。一日のうち、自分が選んだ10時間以内に食事をすれば、お腹がすきにくく、より活力あふれる一日を過ごすことができる、という研究結果が出た。ただし、毎日一定の食事メニュー、時間帯をキープしなければならない。

     キングス・カレッジ・ロンドンのサラ・ベリー博士の研究チームは、満腹感、活力、気分などに肯定的な影響を及ぼす食事メニューを確認するため、研究を実施した。研究チームは、実験の参加者およそ3万7000人を対象に一週間、普段通り食事をした後、次の2週間は決められた10時間以内にのみ食事をするよう要請した。実験の参加者は毎日、自分の食事メニューと食事時間、気分、エネルギー、満腹感などをアプリに記録した。

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    ▲ 写真=UTOIMAGE

     分析の結果、10時間以内に食事をして14時間断食した場合、最も空腹を感じず、活力を感じ、気分もいいことが分かった。特に、食事時間を一貫してキープした人ほど、毎日食事時間が違う人に比べて、よりいっそう活力増強など肯定的な効果があった。

     研究チームは「いつ食事をするかということも、健康に役立つ重要な食習慣であることが、今回の研究で分かった」とした上で「食事時間を10時間に制限すると、満腹感を感じ、体重も自然と減らせることを突き止めた」と説明した。

     サラ・ベリー博士は「今回の研究は、断続的断食が実際の環境で適用されたとき、健康を向上させることができるのかを示す、相当大きな規模の研究」とした上で「非常に厳しく断食時間を増やさなくてもいいという結果が出て、興味深い」と話している。さらに「制限された食事だけに、規則的な時間に食べることも重要だということを初めて知った」と主張した。

     なお、今回の研究結果は11月14日から17日まで開催の第14回European Nutrition Conference(欧州栄養学会議)で最近発表された。

イ・スルビ記者
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