2月に日本を訪問した外国人のうち、韓国人が最も多かったことが分かった。
日本政府観光局(JNTO)は3月19日、訪日外国人旅行者数を発表。2月に韓国人が81万8500人訪れ、国・地域別ランキングで1位(29.4%)を占めたという。
韓国は2位の台湾(50万2200人)、3位の中国(45万9400人)を大きく引き離している。昨年にも韓国人696万人が日本を訪れ、訪日外国人旅行者数(2507万人)で最も大きな割合(27.8%)を占めた。
一方、2019年2月の訪日外国人旅行者数ランキング1位(72万3617人)だった中国は、5年間で日本を訪れる旅行者が36.5%急減した。これは、福島第一原子力発電所の汚染水(日本政府による名称は処理水)の海洋放出が旅行産業に影響を及ぼしたものとみられる。
なお、先月日本を訪れた外国人旅行者(全体)は278万8000人と推算された。
これは、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年2月に比べ、7.1%上回る数値だ。先月の記録は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行(パンデミック)以降集計された月間記録で最高値となった。