済州の観光収入、コロナ前の水準回復
2022.10.22 21:36

 済州地域の観光収入が新型コロナウイルス感染症拡大前の水準へと回復している。

 済州道は、2021年度の済州観光収入暫定値が6兆3402億ウォン(約6463億2000万円)と推計された、と10月4日発表した。前年(2020年)の4兆7910億ウォン(約4883億9500万円)に比べ、32.3%増えている。

 これによると、韓国人の支出(売り上げ)は昨年5兆7639億ウォン(約5875億7200万円)で、前年の4兆2154億ウォン(約4296億3000万円)に比べ36.7%増加した。外国人は5764億ウォン(約587億4600万円)で、2020年と似たような水準だった。


 済州道は、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)確保措置の緩和による韓国国内の観光客増加を主な要因に挙げている。昨年済州を訪れた韓国人観光客は1196万159人で、前年(1002万3678人)に比べ19.3%増えた。外国人観光客は4万8278人で、前年(21万2767人)に比べ77.3%減少した。

 済州道のキム・エスク観光局長は「ソーシャル・ディスタンスの確保緩和、入国後のPCR検査義務解除などを基に、済州観光市場の回復のため、全方位的なマーケティングを推進していく」と話している。

NEWSIS/朝鮮日報日本語版