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最もカロリーを消費するのは「午後5時」

  •  わたしたちの体は、一日のうち午後5時に一番カロリーを消費する。

     わたしたちの体は、黙っていても呼吸や体温の維持など、体内の代謝活動を維持するためにカロリーを消耗する。これを基礎代謝量というが、時間帯ごとに生体リズムが異なり、基礎代謝量消費量も異なる。

     時間帯別にカロリーの消費がどれほど異なるのか、実際に米国ハーバード大学のチームが研究した。この研究チームは、時間帯が分からないよう、実験の参加者を窓のない部屋で37日間生活させ、生体リズムと基礎代謝量消費量を分析した。研究チームは、生体リズムの変化を考慮するため、実験参加者たちを毎日4時間ずつずらして寝るようにさせた。これは、1週間ですべての時間帯を経験させるためだ。

  • 写真=資料写真/UTOIMAGE
    ▲ 写真=資料写真/UTOIMAGE

     その結果、実際に生体リズムによってカロリー消費量が異なり、朝よりは午後や夕方に約130カロリー多く消費することが分かった。比率で見ると、約10%ほど多くカロリーを消費することになる。休息中、カロリー消費量(基礎代謝量)が最も多い時間帯は人によって異なるが、午後2時から8時の間にまたがっており、平均で午後5時にピークを迎えた。カロリー消費量が少ない時間帯は、平均で午前5時、午前2時から8時の間に最低点となった。

     研究チームは「今回の研究は、いつ食事をしたり、就寝するかが、何を食べるのかと同じくらい重要だということを示している」とした上で「不規則な生活は生体リズムを妨害し、結局代謝を低下させ、カロリー消費量を減少させ、健康問題を引き起こす可能性がある」と説明した。

     なお、今回の研究結果は、生物学全般を対象とした学術雑誌「Current Biology(カレントバイオロジー)」に掲載された。

イ・スルビ記者
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