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「一つかむと最大3000個」 ガムからマイクロプラスチックが口内に放出
2025.04.07 10:25

 天然または合成高分子でつくったガムをかむと、一つ当たり数百個から数千個のマイクロプラスチックを摂取することになるという研究結果が出た。

 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームは最近、アメリカ化学会の春季学術大会で、ガムをかむときどれほど多くのマイクロプラスチックを摂取することになるのか調べる予備研究結果を発表した。研究は、市販されている合成ガム5ブランドと天然ガム5ブランドを参加者たちにかませた後、唾液を採取してマイクロプラスチックの量を測定するという方法で実施した。

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写真=UTOIMAGE

 その結果、ガム1グラム当たり平均100個のマイクロプラスチックが放出されることが分かった。一部のガムからは1グラム当たり最大637個出てきた。研究チームは、一般的に重さ2-6グラムのガム一つから最大3000個のマイクロプラスチックが放出される可能性があるとし、年間160-180個の小さなガムをかんだ場合、数万個のマイクロプラスチックを口にすることになると説明した。

 また、大部分のマイクロプラスチックはガムをかんでから最初の2分以内に出ており、マイクロプラスチック全体の94%が9分以内に放出された。マイクロプラスチックの放出は、唾液の中の酵素ではなく、かんだときの強い摩耗性のためだとし、マイクロプラスチックにさらされる可能性を減らすためには、新しいガムをかむよりも一つを長くかむのがいいだろう、と研究チームは話している。

 研究を主導したサンジェイ・モハンティ教授は「この研究で人々を不安にさせようというわけではない」とした上で「われわれはマイクロプラスチックの安全性についてはよく知らないが、日常の中でプラスチックにされされているということは知っている。それが、われわれが調査しようとしていること」と述べた。

 ただし「今回の実験では、20マイクロメートル以上のマイクロプラスチックは機器や技術の限界により識別が難しく、ずっと小さい粒子は検出されなかった可能性がある」とし、正確なマイクロプラスチック放出の可能性を評価するには、追加の研究が必要だと主張した。

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チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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